【Q】締付け具合
  投稿者:雪子99テクノ 投稿日:2002/01/10(Thu)

再度登場しました。今回は、ホイールのアクスルシャフトの締付け具合についてアドバイスをお願いいたします。機械結合ですのでボルト*ナットのサイズ&強度に合った適性トルクというものが規格として存在すると思いますが、スイングアーム幅、ハブベアリングのレースのずれ(TJに書いておられましたよね)などがあり必要トルクにも差があると思うのです。ホイールのみの状態としてどんな風に目安を設定して締め付けたらよいのでしょうか?(締め上げるだけの力はないかも・・)

【A】エンジンボルト以外は勘と経験で締め付けます

 トルクレンチを使って由緒正しく締め上げるのの最低基本条件があります。それは締め付けるボルトナットワッシャが正しい状態で正しく取り付けられていることです。ゴミがかんでいたりどれかが錆びていたりなめる寸前だったり、また、締めるときに塗りつけるグリスの多い少ないやその種類(モリブデンかテフロンか)によって同じトルクで締めても全然違います。だからトルクレンチ神話は場所と状況によって、疑ってかかることが大切なの。

 疑ってかかることをランプキン英語で「サスペクト」と言います。ドギーランプキンが下見を始めます。すると親父のマーチンがさかんに「サスペクト.サスペクト」 と言い始めます。ようするに「すべての(ラインを)を疑え」の意味なのです。この意味を知らないまでは、私は「捜す」は「Look for(ルックフォー)」しか知りません。
で、私がマーチンに下見をすることやセクションのラインを捜すは「Look for」でいいのかと聞きますと「それは財布を落としたときに捜すことを言うのや。お前はセクションで財布を捜すのか」と大笑いした思い出あり。

 例外もあるでしょうが、ロードはいつでもきれいなマシンです。トライアルやモトクロスはその車体が何なのか分からないほどに泥々になります。で、大会中でもロードはどの部分でも必ずトルクレンチを使うからといって、モトクロスやトライアルでトルクレンチの出番はないのです。それも特に車体回りはです。

 Beta Motorのメカニックも私もマシンを整備するときにトルクレンチを使う部分はエンジンの4カ所のみです。それは 1)ガスケットをはさんで締め付けるクランクケ ースのボルト 2)フライホイルのナット 3)サブフライホイルのボルト 4)クラッチハウジングとクラッチセンターをまとめて締め付けるナットの4カ所です。

 それ以外は、すべて手と腕と頭の回路の中にある締め付けセンサーで、ようするに勘と経験で締め付けます。特に前後のホイルを締め付けているスピンドルシャフトなんか、中のディスタンスカラーやホイルベアリングのガタなんかで、その場その場の「時価」トルクで締める必要があってここをトルクレンチで締めているやつがいたら「ウン○を投げて」やりましょう。

締め上げる奥さんに旦那すぐに果て(芭蕉2条1文)