| 【Q】 00-rev3電気系がおかしいのですが・・ 投稿者:まめ 投稿日:2002/03/4 こんにちわ、いきなりですが、00-rev3でのことです。 また、もしレギュレーターだとしたら、同じ車種、同じ年式のじゃなきゃダメでしょうか?(たとえば国産メーカーのモノとか、)どうも外国製のは信用ないので、、 あと、ファンの動きがおかしい(動かない時が多い。手で回してやると少しだけまわったりする。。)のも上の故障個所と関係があるのでしょうか? お忙しいとは、思いますがどうぞよろしくお願いします。 |
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【A】原因のすべては一体型のレギュレター&レクチフアィヤーの不良でしょうね。 Betaの電気系については、以前に書いた事がありますが読み返してみるとけっこうまとまりがないので、ここに分かりやすくもう一度まとめてみます。 Beta Motorのバイクは、テクノであれRev-3であれ、電気系統は基本的にすべて同じです。 1)プラグで火花を飛ばす電気も、保安部品やラジェターのフアンを回す電気も、フライホイルの内側についている磁石を回転させフライホイルの奥にあるコイルで発電します。ようするに、風力発電はクルクル回る風車、水力発電はクルクル回る水車で、バイクはクルクル回るフライホイルで電気を発電していると単純に考えてください。この部分には、磁石と巻いた電線しかありませんから、使っているうちに自然疲労して壊れるということはありません。 ただ、絶縁してある巻いた電線がクルクル回るフライホイルの内側と何かの拍子に接触してむき出しになり、アースしたようになってエンジンの調子がおかしくなることはあります。でもこれは、フライホイルをはずして目で見て分かりますから、見つけるのは簡単です。 2)このクルクル巻いたコイルの発電装置は2種類ついていて、プラグ用の電気とフアン(ライト)用の電気の2種類の電気をそれぞれ別々に発電しています。ですから、ひとつの発電機で発電して、それをプラグ用と保安部品用に分けているのではありません。 3)プラグ用に発電した電気は、発電機からイグナイターという、デジタル信号で点火時期をコントロールする装置にいって、そこからイグニッションコイルに送られ、すごい高圧に変換してプラグキャップに送られ、プラグに火が飛びます。イグニッションコイルも、基本的には鉄と電線しかありませんからこれも自然に壊れるということは、まずありません。 4)プラグやキャブレター等がすべてパーフェクトなのに何故かエンジンが不調なのはほとんどの場合、まずこのイグナイターという、Beta Motorの言い方でいうブラックボックスが原因です。回転は上がるけど下がパスンパスンとくる、アクセルを戻すといきなり変なエンストをする等々、すべてイグナイターが壊れています。この場合、プラグをはずして火花の点検をしても、火花は飛んでいるのでなかなか分かりずらいのですが、こうなるとイグナイター交換しか手だてはありません。イグナイターはBeta純正以外に、国産の代替え品も修理も出来ません。 5)ラジェターのフアンを回したり保安部品用のライトの電気は、このフライホイルの発電装置でプラグ用の電気とはまったく別に発電しています。その電気は、交流の9V〜25Vが発電されます。この電圧の差は、エンジン回転数の違いです。つまり、アイドリング回転では9Vだし全開だと25Vということです。 6)この交流9V〜25Vを、レギュレター(電圧安定器)でエンジンの回転を上げても交流のまま16ボルト以上には上がらないようにします。言い方を変えると、レギュレターがなかったり壊れていたら、電圧は25Vまで上がっているということです。 7)ここまでの電気は交流ですから、直流でしか使えないフアンや電球には使えません。で、まず交流のままレギュレターで16V以上に電圧が上がらないようにしておいて、その交流16Vまでの電気を今度はレクチフアィヤー(電流変換器)というもので、直流に変換します。 8)普通、バッテリーというものは12Vです。でも、何故16Vなのでしょうか。これも簡単な理由で、電球やモーターの耐電圧が16Vまでに設計されているからです。ようするに12V用なんだけど16Vまでは大丈夫ということ。電球が20ボルトまで耐えられるのなら20ボルトに設定するでしょうね。 9)で、このレクチフアィヤー(電流変換器)で直流になった電気が最後にフアンや電球にいって、ラジェターの羽根が回り保安部品のライトが動くという仕組みです。 <Q>ヘッドライト、ウィンカー、尾灯、ブレーキランプの全てがとっても暗いのです。回転数を上げると少しは明るくなるのですが、思いっきり回転数を上げるとヘッドライトの球が切れちゃいます。きっと自分ではレギュレーターがおかしい!と思っています、、どうでしょうか? <A>その通りです。100%の確率でレギュレターが壊れているか、線がつながっていると思っているけど、錆びているか、ギリギリでつながっていないかのどちらかです。'99年のテクノまでは、レギュレターとレクチフアィヤー(電流変換器)が別々でしたが、'00年のRev-3からこのふたつがひとまとめになった一体型になりました。 そして、申し訳ないことに'00年Rev-3についている一体型のレギュレターとレクチフアィヤーの容量が少なくて、アナタのようにパンクをよくしました。で、'01年からは容量がアップしていますから、余程のことがない限りは大丈夫です。解決方法は'01年以降の一体型のレギュレターとレクチフアィヤーを買うことですが、(株)レイズは'00年のタイプなんか早くになくなっていますから、単にパーツとして頼んでも'01年タイプが来ますから安心してください。'01年から'03年まではこの一体型のレギュレターとレクチフアィヤーの部品番号は同じですから、変更はありません。部品番号は27.2809.2.00で、価格は4,060円です。 <Q>また、もしレギュレーターだとしたら、同じ車種、同じ年式のじゃなきゃダメでしょうか?(たとえば国産メーカーのモノとか、どうも外国製のは信用ないので、、 <A>テクノまでは、交流電圧を16Vまでに押さえるレギュレター(電圧安定器)と、交流を直流に変換するレクチフアィヤー(電流変換器)は、別物でしたからそれぞれを自作や他社国産製品と交換することは可能でした。でも、Rev-3になってからこの二つは一体型になりましたから、レギュレターだけ国産に変更というのは不可能です。 参考までに、交流電圧を16Vまでに押さえるレギュレターは少し大きさが大きくなりますが国産バイクメーカーの純正部品であります。でもけっこう、大きさが大きいのでテクノには何とか収まりましたが、Rev-3に収めるにはけっこうキビシイものがあります。 テクノの場合だと、レクチフアィヤー(交流を直流に変更)はハンダつけさえ出来る人なら簡単に自作出来ます。レクチフアィヤーは年式によって形が違いますが、基本的には中のブリッジダイオードとコンデンサーの容量は同じですから、年式は違っても同じモノが使えます。でも、定価が'99年テクノので3.770円もしますから自作に挑戦してください。 壊れたレクチフアィヤー(電流変換器)は、その外周を「ヒシチューブ(熱を加えると収縮するビニール)で覆っていますから、カッターかはさみで切り取り、中にある「ブリッジダイオードとコンデンサー」を丸裸にします。で、それには容量というか部品番号が書いていりますが、日本のどこにでもある電気パーツのジャンク屋さんにあるスタンダードな「ブリッジダイオードとコンデンサー」を買ってきて、同じような形にハンダ付けして作ればいいのです。ブリッジダイオードとコンデンサーの容量は以下の通り。 ・ブリッジダイオード RS404L/A96 この容量でブラック団の時に皆さん使っていましたが.十分です。なお蛇足ですが、このシリコンダイオードとコンデンサーの「足(線)」どうしをハンダつけするときは、シリコンダイオード側の足をラジオペンチでつかみラジペン側へ「熱を逃がしながら」ハンダつけして下さいね。そして素早くやりましょう。でないと、その熱でまたシリコンダイオードがパンクします。コンデンサーは熱に強いとはいえ、ハンダ付けの基本は「素早く」です。完成したら、日曜大工の店に売っているヒシチューブを買ってきてその作品にかぶせて「熱風」を吹きかけて小さくして出来上がりです。 <Q>あと、ファンの動きがおかしい(動かない時が多い。手で回してやると少しだけまわったりするのも上の故障個所と関係があるのでしょうか? <A>これには二つの原因が考えられます。ひとつには、フアンを回すだけの電圧に上がっていないか、電圧は正常でもフアン自体のモーターの初期起動回転に抵抗(ひっかかり)があるモーター自体の問題の二つです。どこかからバッテリーを持ってきて、プラスマイナスは気にせずにラジェターのフアンの線につないでみて、いとも簡単に羽根が回るとモーターは正常ということになります。でも多分、原因のすべては一体型のレギュレター&レクチフアィヤーの不良でしょうね。 部品代4,060円のため、額に汗して働きマリア様に抱かれよ(聖母3節2) |