【Q】リアフェンダー取り付け前ボルト用にフレームへヘリサート加工用のした穴を開けても大丈夫でしょうか
投稿者:小坂 投稿日:2003/05/27

02モデルRe3ですが、リアフェンダの前側の左右取り付けボルトのメネジの山が甘いのでヘリサートを入れようと考えております。
しかし、レイアウト的にドリルでヘリサート加工用の下穴をフレームにあけるとタンクにも穴があきそうで不安です。
図面上は、上記のような加工をして問題が無いか? 御存じであれば教えて下さい。よろしくお願い致します。

【A】もともとあいている穴に少しだけくらいなら、もっと奥まで下穴をあけても問題ありません。

 Rev-3、すべての年式のリアフェンダーの前部左右の取り付けは、5ミリの短いブラスボルトでアルミフレームに締め付けています。取り付ける相手が軽いプラスチックのフェンダーですから、この5ミリボルトで強度的に十分です。でも、最初はフェンダーの穴とフレームの穴の位置がピッタシにあっていても、時間が立つとフェンダーのねじれや折れ曲がりなんかでフェンダーがねじれてきます。こうなると、フェンダーの穴の位置とフレームの穴の位置がずれてきてしまいます。

1) 取り付け穴と、締めこむボルト穴がピッタシに一致しなくなると、硬い金属と金属同士だとボルトを斜めから強引にねじ込んでも無理でこれはしまりません。

2) でも、アナタのご質問は取り付ける側がやわらかいフェンダーのうえに薄いですから、穴と穴がピッタシに一致していなくてもボルトを斜めから強引に差し込んでもリアフェンダーは取り付きます。この場合は、たいていのはネジ穴に正しくボルトを締めこんでいなくて斜めから硬いボルトが、やわらかいアルミネジ穴を強引にねじ切り取り付いているのです。で、次回にこの5ミリのボルトをはずすと、多くの皆さんが知っているようにこのフレーム部分の5ミリのネジ穴がバカになってしまっているのです。

3) この場合の修理方法は2つあって

・5ミリのヘリサートを入れる
・6ミリでタップを立て直す

です。

4) アナタのご心配の、ヘリサートやタップの下穴をあけるとタンクまでいって穴があいてしまうんじゃないかですが、これは心配入りません。この部分はけっこうな厚さのアルミでして、もともとあいている穴に少しだけくらいなら、もっと奥まで下穴をあけても問題ありません。実際に黒山健一選手のこの部分は、今現在、けっこうな長さの5ミリのヘリサートを入れています。

5) ヘリサートなんか持っていないと言う人は、この部分の穴を6ミリ穴にしてしまえばよろしい。6ミリのタップは日曜大工の店で必ず売っています。要領としては

・5ミリのバカ穴になった穴を、5.2ミリのドリルでさらに大きな穴径にあける。
・そこへ6ミリのタップをねじ込みネジ穴を作る
・6ミリの仕上げタップでも、先っぽがとんがっているので、この先っぽをグラインダーか何かで落とさないと、奥の方まではネジが切れません。

6) タップだけ買ってきても役に立たず、このタップをクリクリ回すハンドルがないと仕事になりません。だから、ハンドルも必ず買って下さいね。経験上、小さなモンキーレンチで代用出来ないこともありませんが、底辺を支える民間人がやると必ず斜めにタップが切れていきましてガッカリすることの方が多いですね。

自信なきうちは気の弱い人のをやってから自分のをやるべし (民間人整備の基本の1則)