REV-3に乗っています(トライアルバイクに乗るのは初めてです)。
フロントフォークをオーバーホールした(カートリッジは除く)のですが、いざ前輪を組み付けようとすると、右と左で長さが違い、アクスルシャフトの穴高さが合いません。
とりあえず、右側(ダンパー側)が数センチ長いので左側と高さが合うように押し込みながらシャフト(前輪)を取り付けましたが、これで問題ないのでしょうか?(左右の機能が違う故の仕様でしょうか?)
フロントフォークの取り外し時には、特に意識していませんでしたので最初の状態がどうであったのかわからないのです。
宜しくお願いします。
<A>
あなたのやり方が正しいのです。前サスペンションには、日本車の多くのバイクのように「 左右のサスペンションが同じ構造をしている」のと、BetaRev-3のように「左右のサスペンションがそれぞれ違う構造をしている」のの2つがあります。
何度も書いていますが、Beta純正のパイオリ製前サスペンションは左右の受け持ち分担構造が違います。左側がスプリングで、右側がダンパーです。そして、自由長も左右長さが違います。
左右を三つ又(ステアリングステム)に組み付けると、スプリング側よりもダンパー側の方が長くなります。ですから、前タイヤを間に入れて、スピンドルシャフトをダンパー側から差し込む時は、その長いダンパー側を押し上げて、右側のスプリング側と同じ高さにしてスピンドルシャフトを差し込んで組み付けて下さい。
当然、組み付けると「多少ですが、ダンパー側は伸びようとしています」よね。これを左右共にガッチリと同じ高さで維持しているのが
1. 締めつけているスピンドルシャフト
2. そのスピンドルシャフトを締めつけている2本の6ミリのボルト
3. スタビライザ
の3つです。で、3つの理由から
1. 差し込むスピンドルシャフトが入りやすいようにグリスを塗ってはいけない
→締めつけ強度が落ちる
2. スタビライザが'04年から「Uの字の形をやめて、平らな板状に変更」になった
→ねじれ強度が上がった
ですね。
それと、オイル交換してダンパー側の一番最後の作業のフタというかキャップを締める作業は、内部にたくさんの空気を入れていおくことが肝要です。そういう状況でセッティングがしてあります。
1. ダンパー内部から突き出ているシャフトにキャップをねじ回して取り付けます
2. アウターチューブを足ではさんで、右手でキャップをつかんでシャフトを一杯に引き上げます
3. 次に左手でアウターチューブを一杯に引き上げて、キャップの下に当てます
4.ここからが問題で、右手のキャップをくるくる回してインナーチューブにねじ込んではいけません
5. 右手のキャップをつかんだ手は固定したままで、左手で持ったインナーチューブをくるくる反時計回りに回して、インナーチューブを上に上げてねじ込んで下さい。
6. こうすることで、内部に一番多くの空気を取り込むことが出来ます。
試しに、インナーチューブを半分くらい引き上げてキャップをして乗ってみましょう。サスペンションが縮んだ時の「底付き感」が全然違います。ようするに、底付き感はスプリングの腰の強さもさることながら、左右に入った空気の「空気バネ」の反作用によるところも大きいのです。