この前の日曜日のことです、ステアーの練習でエンジンガードを、ぶつけてからクランクケースのカバー(左側クラッチ板の下あたり)からオイル漏れが発生してしまいました、エンジンガードを外して確認すると、一分間に26滴も漏れています、'04年Rev-3でも有ったようですが、何とか成りませんでしょうか?
また、オイルを補充しながら乗ることは構わないでしょうか?
オイルの充填量は何CCでしょうか?
現在使用しているオイル、或いは推奨するオイルは何でしょうか?
ご面倒お掛けしますが、教えて下さい、宜しくお願い致します。
<A>
それは
1. 左のクランクケースに「パッキンをかいして」クラッチベースカバーがついています。
2. アンダーガードを強く打ち付けたことによって、クラッチベースカバーが少しずれて、そのずれでクラッチベースカバーパッキンも少しずれました。
3. で、そのずれの所からオイルがポタポタ漏れているのです。
4. これは黒山選手のバイクでもよくこうなります。
4. けしてクランクケース本体にヒビが入ったわけではありません。
5. 人間の鎖骨がすぐに折れるように、そのカバーは衝撃で少しは、すぐにずれるように設計しています。
6. ですから、肝心のクランクケースまでヒビがいかないのです。
*解決策
1. ガソリンタンクキャップの左側の黒いキャップをはずして、中にあるラジェターのキャップをはずす。
2. この時に、マイナスドライバーで叩いてはずさないこと。キャップが回らずに本体が回ってしまいます。必ず、プライヤーで回してください。
3. 下のウォータポンプの所の6ミリの小さなトラスボルトをゆるめる。
4. イタリア製の青い不凍液がピューっと出てきますから、これは捨ててください。日本製のロングライフクーラントの方が優秀です。
5. バイクの右側を下にして横倒しにします。
6. キックとチェンジペダルをはずします。
7. クラッチベースカバーを取り付けている7本の6ミリボルトを対角線上にゆるめてはずします。
8. この時に「どのボルトがどこについていたか」を順番に並べておくこと。
9. 場所によって、ボルトの長さが違います。
10. プラスチックハンマーでクラッチベースカバーの外周を交互に叩いて、クラッチベースカバーを浮かせる。
11. 浮いたら、両手でクラッチベースカバーを上に引き上げる。
12. この時に、クラッチベースカバーにパッキンが張り付いている場合があるので、注意深くはずします。
13. 注意深く取り出したパッキンをきれいなウエスで拭いて、グリスなんかつけずに乾燥したまま組み付けます。
14. グリスを塗りつけると、パッキン自体が滑りやすくなって、アンダーガードを打つとまたすぐにずれる可能性があります。
15. このクラッチベースカバーパッキンは消耗品と考えて、スペアを持っておくことをお薦めいたします。
16. 部品番号 16.7168.1.00 →315円
17. 組み付けは、バラした逆をやればよろしい。
18. 最後にロングライフクーラントを入れる時、ラジェターキャップ一杯になってから、どこでもいいですからラジェターホースを握ったり離したりして下さい。これ
で、すこし水面がさがりますからロングライフクーラントを追加すること。
19. ロングライフクーラントは一杯に入れてください。温度が上がり100度で沸騰するのを沸騰圧力で100度でも沸騰しないようにしています。ラジェターは、たんなる水タンクではありません。
20. たとえ、オイルを抜いてからこの作業をする場合でも、必ずバイクは横倒しでやって下さい。パッキンの取付がセンターが出て正しく簡単に出来るうえに、立ててやるときれいに乾燥させたパッキンに、流れてきたミッションオイルがつきます。
<オイルを補充しながら乗ることは構わないでしょうか?>
汚いだけで、性能は関係ありません。2サイクルのミッションオイルは、いち民間人の乗り方だったら、あればいいのレベルですから、補充はほんの少しでいいです。
でも、アンダーガードを打ち付けてもクラッチベースカバーの少しのずれでクランクケース本体へのダメージがないようにしているわけです。ですから、もうすでにずれていますから、次に同じように打ち付けるとクランクケース本体にダメージが及ぶおそれがありますから、やはり再修正を早くやることをお薦めいたします。
<オイルの充填量は何CCでしょうか?>
500ccです。
<現在使用しているオイル、或いは推奨するオイルは何でしょうか?>
推薦オイルは、BPギヤオイルX9118Sです。