【Q】96テクノのエンジンメンテナンスについて

96テクノについての質問です。
1)エンジンが温まると、アイドルストップスクリューで半回転強アイドリングが下がります。使用しているプラグはBP5ESです。エンジンオイルの交換、エアーフィルター洗浄をしても同じ現象です。

他の兆候としては、2)ガソリンコックを開け忘れて走ると回転が上がり、エンジンストップスイッチを押してもすぐには止まらない状態(焼玉エンジン?)なっていまい、コックをあわてて開にしてます。
後者はカーボンの付着が原因ではないか、もしや前者もかなと思っていますが、黒山さまの見立てを教えてください。また、素人でエンジンヘッドを外してカーボン除去作業は可能でしょうか。
96式と古いですが、タフでまだまだ走りそうなので、ご回答よろしくお願いします。

<A>

 96テクノですよね。それは80歳の人が20歳の人と同じように体が動かないと言っているのと同じです。でも、人間の体は若い頃には戻りませんが、エンジンをオーバーホールし、すべてのベアリングとオイルシールとガスケットを交換すると50歳くらいには戻ります。30歳くらいに若返らせたかったら、ピストンとピストンリングを新品交換し排気3点(エキパイ.チャンバー.サイレンサー)をクリーニングすることです。

 あなたのご希望のようにシリンダーヘッドを外してカーボン取りをしても、そうは変わらないと思います。それよりも何よりも、その96テクノを自分でいじれる範囲いじり倒してメカを覚える方向に行くことをお薦めします。だからまずは以下をやってみて下さい。

1. シリンダーヘッドをはずしシリンダーはずしピストンはずして、コンロッドが見える状態にします。
2. クランク室が見えますから、上から混合ガソリンをドボドボと入れてあふれさせ、コンロッドを上下させてクランク本体を回して、クランク室の内部を掃除します。
3. これを3回ほど繰り返し、最後にきれいに内部のガソリンを抜いて、今度は丁寧に組み上げてください。
4. 当然、ピストンとシリンダーヘッドについたカーボンもきれいに落として掃除します。

 ただし、この作業は'99年テクノ以降のは絶対にやってはいけません。'99年以降のクランクベアリングは「耐熱グリス封入タイプベアリング」を使っています。ですから、この作業をすると、ガソリンでクランクベアリングのグリスを洗い落としてしまい、いとも簡単にベアリング焼き付きを起こします。事実、焼き付いた人を何人も知っています。

 それと、前サスペンションのオイルは何度も交換していると思いますが、後ろショックアブソーバーのオーバーホールもやった方がいいですね。これをやると見違えるような後ろの動きになります。

 最後に「素人でエンジンヘッドを外してカーボン除去作業は可能でしょうか」ですが、私でもKOの太田さんもミネモーターサイクルの峯さんでも、始めはシロウトでビクビクしながらシリンダーヘッドをはずしたことを知って下さいね。外した順番に部品を並べていくことを忘れずに、そして、その並べた部品を自分で蹴飛ばさないようにして下さいね。