【Q】NGK BPR5EY 一体型端子のプラグでもREV-3に使用できる」のでしょうか?
こんばんは。お世話になっております。'02 REV-3に乗っています。
私の様な一般ライダー(低速走行が多い)には「NGK BPR5EYが良い」と何度も御社ホームページや黒山一郎様からのEメールにて伺っております。
しかし、NGK BPR5EYには端子形状が一体型の物しか無いとのことです
(メーカーに確認しておりますし、カタログでも調べています)。ズバリ、「一体型端子のプラグでもREV-3に使用できる」のでしょうか?
私のREV-3は中古ですが、現在のプラグキャップは青い色の物で純正より変更されていないと思いますが、どうなのでしょうか?
キャップの中を覗いたところ、現状のプラグキャップのメス端子形状では、取り付けできそうにありません。
何か方法があるのでしょうか?(一度、一体型端子の物をそのまま付けようとしましたがダメでした。今、やってもやはりダメでした。プラグキャップには、MTA?とメーカー名?が書かれており、5000Ωと抵抗値も書かれているものです。)現在使用しているプラグはR無しの「BP5EY」です。こちらは分離端子ですので、端子を外しネジ(M4*0.7)で使用しています。
先日もエンジンオーバーホールをお願いした時に「BPR5EYがよろしい」と教えて頂きましたが、そのままでは付く様な気がしません・・・。
「BPR5EYが良い」と何度も聞きましたので、ストックで持っていたBP5EY(新品)も処分してしまいました・・・。
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大変に申し訳ありません。私の書き方が悪かったようで、混乱をさせております。以下、正しくお答えいたします。
1. Betaテクノの時代に、世界選手権に挑戦していた成田選手も黒山選手も小川選手もプラグは、BP5EYとBP6EYとBP7EYの3種類を大会会場標高によって使い分けていました。標高500mまでの普通の場所ではBP5EYをメインで使っていました。
2. ところが'99年テクノから、点火時期の進角度をコントロールする機能がデジタル方式に変更になりました。で、デジタル方式は点火プラグに火花を飛ばす際の高圧電流の影響を受けやすいという話から、プラグをBPR5EYという「R」の入った、つまりRとは抵抗入りのプラグを使い始めました。
3. でも、BetaMotor自身はパーツリストを見ても分かるとおり、デジタル方式になってもプラグからの影響はないデジタル方式との事で、抵抗入りプラグには変更せず、一貫して同じプラグを使っています。
4. ですから、わざわざRの入った抵抗入りプラグを使わなくてもいいわけで、従来通りBP5EYで構わないわけです。
5. でもまあ、同じ熱価のプラグだったら抵抗入りの方が「よりベストではないのか」という理由によりBPR5EYを使うようになりました。ところが、このBPR5EYの頭、つまりプラグキャップを差し込む部分がBP5EYとは形状が違いまして、BetaのプラグキャップではBPR5EYは使えないのです。
6. これは困ったと他の同じ熱価のプラグを探したところ、BPR5ESというのがありまして、これは写真の通り、プラグキャップを差し込む頭が2通りに使えるようになっていて、Betaのプラグキャップに対応できました。
*先っぽが取り外せて2通りのタイプになるBPR5ESとBP5EY
7. BPR5ESとBPR5EYの差は、プラグの火を飛ばす先っぽの飛び出し距離が違いです。Sの方が短く、Yの方が長く飛び出しています。つまり、Yは低速タイプでSは中速タイプです。
*YとRの先っぽの飛び出し量の比較
8. BPR5EYをBetaに使おうとすれば写真のように、プラグの頭を旋盤で加工してやる必要があります。
*BETAで使うにはBPR5EYの先っぽを旋盤で加工する必要があります。
9. ここでまとめをします。a. BetaMotorのバイクはテクノであれRev-3であれ、プラグは抵抗入りのプラグを使う必要はありません。
b. でも、抵抗入りのR印のプラグの方が電気系に悪影響を与えない理屈だから、どうしても使いたいという人はプラグキャップがあうBPR5ESを使ってください。
c. 乗り方が一生慣らし運転だから、やっぱり低速型のBPR5EYを使いたいという人は、先っぽを改造するしか方法はありません。
d. でも、そうまでしては大変だから、RマークのないBP5EYだったらそのままBetaのプラグキャップにつくからBP5EYを使う方がよろしいです。BetaMotor社も「抵抗入りプラグ
を使う必要はない」と言っていますe. つまり、選択幅として低速タイプはBP5EYで、中速タイプはBPR5ESということになります。
d. 日本国内で乗る限り、一生熱価は5番でよろしい。
10. 絶対にやってはいけないことは、Beta純正のプラグキャップを他と交換しないことです。BPR5EYがあうプラグキャップに交換して使っていますと、必ずイグナイターがいかれましてイグナイター交換という庶民にとっては天文学的な出費になってしまいます。
11. プラグの火花を飛ばす部分の隙間はとても大切で、狭いと「火花は飛びやすいですが飛ぶ火花は弱い」です。反対に隙間が広いと「火花は飛びにくいですが飛ぶ火花は強い」です。で、トライアルで一番ベストなプラグギャップは、色々テストをした経験上BP5EYもBPR5ESも「0.65ミリ」でして、これに調整してください。
12. この「0.65ミリの隙間」ですが、ほとんどの金属は熱を加えると膨張する性質があって、乗っていると必ず少しずつ開いていきます。ですから、掃除の目的もかねて月いちで調整をしなおしてくださいね。
13. 蛇足までに、一生慣らし運転の多くの皆様には今はやりの「イリジウムプラグ」は必要ないどころか、使ってはいけません。イリジウムは一生慣らし運転の皆様がトライアルで使う回転域では、その性能を発揮せずに宝の持ち腐れどころか、その回転域ではBP5EYやBPR5ESの火花を飛ばす力より劣るのです。
14. イリジウムプラグ一本の値段で、BPR5ESが4本買えます。どっちが得かよお〜く考えた方がよろしい。