【Q】ミッションオイルにオートマチックオイルは使えるか?
以前にロードレースをやっている人から聞いた話なのですが、ミッションオイルとして車のオートマチックオイルを使う話です。オートマチックミッションには湿式多板クラッチが入っているので使用可能とは思うのですが、いまいちトライする根性がありません。
ホン○車用なんて本当にシャバシャバですクラッチのタッチなんか変わるんじゃないかとは思うのですが、黒山レーシングさまではどうお考えになられますか?
そんなトライはするもんじゃないとおっしゃるなら素直にやめとこうとおもいます。
参考までにご回答よろしくお願いいたします。
(オイルシールの相性も気になっております)
ps.何度も専用オイル使うように回答されてる 中、申し訳ありません。
<A>
4輪用のオートマオイルは、2サイクルのミッションオイルとして使えます。事実、あるトライアルに強いというショップは、三菱のオートマオイルをドラム缶で買ってそれを4リットルのポリタンに入れなおして、自社製ステッカーを貼ってスペシャル2サイクルミッションオイルとして割高販売しているのを知っています。
使えると言っても、それが良い性能で使えるのか、ただ何とか使えるだけかの差がありまして、藤波選手もラガもランプキンもカベスタニーもボウも、そして黒山選手も、ミッションオイルには4輪用のオートマオイルは使っていません。
Betaの時の黒山選手は、bpスーパーギヤ75W-90を使っていました。スコルパに移籍してからは、Motul/TRANSOILです。国際A級スーパークラスの井内.坂田選手も同じくMotul/TRANSOILを使っています。これはどちらも鉱物油です。
経験上、ミッションオイルは鉱物油に相性があります。オイルには
・高級→100%化学合成オイル
・中級→部分合成オイル
・カス→鉱物油と3種類ありまして、こと2サイクルのミッションオイルはカスの鉱物油がよろしい。鉱物油はギア歯車には最適とは言い難いのですが、湿式クラッチには素晴らしい性能を発揮します。でも、トライアルの場合は皆さん一生慣らし運転ですので、鉱物油でギア歯車にも問題ありません。
ただ、鉱物油は耐久性がないので、黒山選手のレベルで週に一回交換していました。鉱物油は安くてMotul/TRANSOILで1リットル定価1,200円で、Rev-3は500ccしか入りませんので1回600円です。民間人皆様は、月いち交換で十分です。南海部品で1リットル900円で売っているのを知っています。
あなたがトライアルのテクニックを追求するのと同じくらいに、バイクのオイルの性能差を追求するのも好きだとします。どうぞ、4輪用のオートマオイルをミッションオイルにお使い下さい。はたまた4輪用のエンジンオイルもテストしてみてください。でもね、あなたの大切なバイク君がモルモットになってしまうのは覚悟してくださいね。
4輪用のオートマオイルをミッションオイルに使いました。ちと具合が悪いので、また元のミッションオイルに戻しました。これでめでたしめでたし元通りとなるでしょうか。内部のクラッチフリクション板にはオートマオイルの残党が浸透していることでしょう。
メーカーの指定の通り2サイクルミッションオイルは、どのメーカーのでもよろしいですから「2サイクル専用ミッションオイル」をお使い下さいね。そして、それはほとんどの場合「鉱物油」で安物なのです。
こんな安物安価なオイルでいいのと不安でしょうが、信じる者は救われる、イワシの頭も信心からといいますので、迷える子羊は信用するしか方法はないのです。ア〜メン、マグラダのマリアの絵をフェレンツェの美術館ドーモで見たイチローより。
<蛇足>
どこそこ病院の院長や部長や医者皆さんは、どこそこ大学の医学部卒で占めているなんて言う話を聞きますよね。これと同じなのがBetaMotorの技術陣で、現在の2代目社長のラポさんはもちろん、フレーム担当のフランコさん、エンジン担当のミケロさん他首脳陣全員フェレンツェ工科大学の卒業生です。
フェレンツェ工科大学の前身をさかのぼっていいくと、500年前のルネッサンス時代の美術絵画教習所にいきつくそうです。
ラポさんはこのフェレンツェ工科大学卒に自信を持っていて、うちの大学の先輩にガリレオ.ガリレイやレオナルド.ダビンチやミケランジェロがいると自慢します。またスペイン人よりもイタリア人の方が優秀であると、人種差別もします。
ラポさんの言い分は
・スペイン人は絵描きしか有名人がいない
・でもイタリア人は絵描きもいるし、技術者天文学者もいる
・かってヨーロッパを支配していたのはイタリアであるということで熱烈なイタリア愛国者なんだけど、自分の大好きなトライアルでスペインにすべてにおいて負けているので、今は少しだけ自信をなくしているみたい。
ダビンチは30歳の頃に「美少年にやらしいことをした」として2年間刑務所に入っていたそう。もちろんダビンチは一生独身でした。500年もの後輩のラポさんが同じく美少年好きだとは言いませんが、いまだに独身を貫き通しています。ラポさん曰く「仕事と結婚した」だそうです。
イタリアから日本のメーカーに契約先を変えて言えることは「奇抜デザイン.アイデァのイタリア、技術信頼の日本」ですね。イタリア人から見て技術信頼の日本はそう思っています。でも、日本人から見て奇抜デザイン.アイデァのイタリアですが、イタリア人自身は奇抜なんて思っていないのも事実です。