<Beta.Evo2T250のサイレンサーの内部オーバーホールと性能アップの巻>

うちの女子部のメーテルの'10年Evo2T.250のサイレンサーから、コトコトという音がし始めました。で、サイレンサーをはずして外から中をのぞいて見て調べてみますと、内部にあるパンチングパイプ(排気の通路)の「かしめ」がゆるんでグラグラしていたのが犯人。

これはどうみても「外からの修正は不可能」で「じゃあサイレンサーをぶった切り切開して修理しよう」と「ついでに内部のグラスウールとスチールウールも交換しよう」となった次第。

エンジンから出る排気の音を、小さくするだけの役目が排気系だと始めは考えられていました。ところが1935年にイギリスのジェームス.カデナシというおじさんが、バルブのない2stエンジンは、排気系、特にチャンバーはふくらんだり収縮したりを繰り返させる事により、一度出た排気ガスがチャンバー内部でタイミング良く押し戻され燃焼室に戻り、バルブの役目をする事を発見しました。これがいわゆる「カデナシー効果」ですね。

このEvo2T.250のサイレンサーは、切開してみれば分かりますが「チャンバーとサイレンサー」を兼用しています。で、切開してグラグラしているパンチングパイプを固定し、グラスウールとスチールウールを新品交換するついでに、パンチングパイプの形状を変更して少し性能アップしてみようと作戦をたてました。

このパンチングパイプ形状変更性能アップ作戦は、 別に私が考えたオリジナルでなく「Betaワークスのパクリ」 ですから自慢はしませんが、完成後テストして「やっぱり、 すべての回転域でパワーアップしているのが体感出来る」 結果が出ました。これを考え出しました、 BetaMotorのレーサー整備工場長のボジ.リカルドさん、 パクリをお許し下さいね。

では何故、 BetaMotorは最初からそうしなかったのでしょうか? その理由は二つあって、一つ目は「コストの問題」二つ目は「 生産ラインにのせた後から分かった」ですね。

内部は企業秘密で公開出来ませんが、写真の切開したあとの溶接部分の左側にはスチールウールが入っていて、右側にはグラスウールが入っています。つまり、左側がチャンバーで右側がサイレンサーです。

これが反対側からの写真で、手術痕の右側がスチールウールで左側にはグラスウールが入っています。

切開したあとの、アルゴン溶接の美しさは求めないで下さい。
はい、関東のトライアルワークス小坂さんの溶接の美しさの足下にも及びません。

でも、排気漏れはしませんのでお許し下さい。ゴメンナサイね。

これが、内部に入っていた純正のスチールウールの残骸です。

写真の通り、切開したあとの溶接の見苦しさをごまかす為にピカピカに磨きあげまして「だまし」をかけますが、このすべての作業は以下の通り。

  1. サイレンサーを切開して、内部のクリーニングとパンチングパイプの焼き上げ。
  2. 内部のグラスウールとスチールウールを新品交換。
  3. 排気通路のパンチングパイプの形状変更による性能アップ。
  4. 溶接痕の見苦しさを隠す為のピカピカ磨きあげ。

この4つをやって「19,000円」で請負いたします。こちらからの送料はサービスです。

ついでにサイレンサーをサブフレームに取付けている、このフック部分の強化もついでにいたしますと、フック交換のみは5,800円ですが5,000円にいたしまして、すべてで「24,000円」でよろしいです。

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ちなみに、このサイレンサーの新品は@63,300円いたしまして、これが外見はどうあれ19,000円で内部新品、あげくにエンジン性能すべての回転域アップはやって損はありませんぞ。

基本的に品質や技術は、値段相応だと思って下さい。

納期は、余程忙しくない限り「二泊」でお帰り出来ます。

株式会社黒山レーシング/第2レーサー整備室.黒山二郎

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兵庫県川西市清和台西1丁目1の20 
 Tel&Fax 072-799-0830
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