| <Betaオーナーに告ぐ!!>
Beta/Rev-3のフライホイルカバーです。これってプラスチックのカバーを3カ所のボルトで止めているだけです。パッキンも何もありません。 3カ所のボルトをキチンと120度の角度で均等に締め込むのならまだいいのですが、写真の通り、右下側はものすごく距離があります。そして、この部分が一番アンダーガードの衝撃を受ける部分なのです。
つまり、このフライホイル部分のフライホイルカバーはピッタシとクランクケースに密着せずに、必ずわずかですが隙間が出来ます。 *結論を先に書きます。 この隙間からの水の侵入は、まったく問題ないのです。BetaMotorもそういう設計をして、このフライホイルカバーにはパッキンをする発想はないのです。 このフライホイルカバーの内側は、水に濡れると具合の悪い部品は何一つなくて、どっぷりと水の中に漬け込むと具合が悪いでしょうが、多少の湿気は問題ないのです。 隙間から入ったわずかな水は、これまたこの隙間から蒸発してしまうのです。毎回毎回、水のセクションをやるわけでもないし、エンジンの熱で蒸発しているのだと思います。Betaワークを含めて、20年以上同じようなパッキンなしのフライホイルカバーのガラ.テクノ.Rev-3に乗り続けましたが、パッキンなしでまったく問題はありませんでした。 ところが神経質なお方がおられまして、この内側部分に水気が入るのを嫌い、パッキン代わりにシリコーンかなにかを合わせ目に、この写真のように塗り付けて完全に密閉してしまうのです。
これで次開けるまで永久に密閉状態が続けばいいのですが、なにせカバーがプラスチック製の為に、アンダーガードを打つとその衝撃をフライホイルカバーが受けて、やはり多少の隙間が出来てそこから内部に水気が入り込みます。 多分、プラスチックだから、衝撃でかなり反って隙間が出来ているのでしょう。 経験上、たくさんのテクノやRev-3のエンジンをバラしましたが、この部分にシリコーンかなにかを塗り付けて完全密閉したつもりのもので、完全密閉状態が続き「錆ひとつない」のを見たことがありません。必ず、何をしてもこの部分内側には水気が入り込むのです。 で、中途半端に密閉状態にしているもんだから、反対に今度はこの入り込んだ水気が出て行かず、以下の写真のように内部を錆び錆びにしてしまいます。
洗車したり水セクションを走ったあとに、フライホイルカバーをはずして乾燥させたりの何にもしなくても、こんなに錆びたのは見たことがありません。この密着部分にシリコーンを塗り付けて「完全密閉を計った」のは、安心してこのフライホイルカバーを何ヶ月も開けないもんだから、かなりの確率でこうなります。
この内側部分に入り込んだ水気を蒸発させる為のブリーザ穴が、このように付けてはありますが、完全密閉状態では抜けきるのは無理みたいですね。 ●こうしましょう -Betaの場合、テクノであれRev-3であれ、このプラスチックフライホイルカバーにはパッキンはありません。直接、そのままフライホイルカバーを取付けています。 -3本のねじ込むボルトの距離があり過ぎて、隙間が開きそうだと「シリコーンかなにか」で、パッキン代わりをさせてはいけません。証拠写真のように、かなりの確率で「どこかからか入り込んだ水気が抜けきらず」内部は錆び錆びになります。 -私達がやっていた対処方法は 1.洗車後は、かならずこのフライホイルカバーをはずす。 *ようするに、洗車後は「多少は水気が入っている」から「フライホイルカバーをはずして乾燥させなさい」という事です。 -ここで注意する事は、錆を防止する為に「防錆潤滑スプレー」をフライホイル全体や裏側に吹き付けない事です。防錆潤滑スプレーは、ゴムを侵します。フライホイルの内側にある、一番大切なクランク軸オイルシールを侵してしまう可能性があるからです。 -ゴムを侵さないシリコーン系の防錆潤滑スプレーを、フライホイの外側に吹き付け、かるくウエスで拭き取るのがベストですね。 ちなみに、4stはフライホイルカバーの内側発電部分にはオイルがきていますので、フライホイルカバーはアルミかマグネシューム製で、必ずパッキンをかいし、ヤマハの場合だと「8本」のボルトで取付けています。 以上、この部分にシリコーンを塗り付けておられる方はこそぎ落とし、付けておられない方は乗ったあとの乾燥に励みましょうね。 ヤマハは4年目だけど、Betaは20年以上乗った黒山チームからのアドバイスです。 |