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<前略 黒山健一選手を応援してくださるすべての皆様へ> '11年10月30日(日)に宮城県村田町SUGOサーキットにて、'11年トライアル全日本選手権第5戦(最終戦)東北大会が行われましたので、以下の通り「1週間以上遅れ」で、ご報告申し上げます。 --------------------------- 優勝 黒山健一 ヤマハ 11点 C21 チャンピオン 黒山健一 ヤマハ97点 ---------------------------
3) V10達成 永らくモトクロスの東福寺保雄さんが持っておりました、MFJチャンピオン獲得最高位回数9回を、やっと黒山選手が越えてくれましてV10達成をいたしました。V10のうち「レイズ契約Betaで6回」で「ヤマハ発動機(株)契約で4回」ですね。 ● 全日本トライアルチャンピオン獲得ライダー回数順位 ・10度 黒山健一 *現役 今年は全5戦の全日本でしたが、これで4勝を上げたことにより歴代勝利回数は以下の通り。 ●トライアル全日本最上クラス勝利ライダー回数順位 1位 黒山健一 66勝 *現役
うちの女子部チームの和江ちゃんが申しますには「1年半やっているけどトライアルがひとつも上手にならへんわ」ですが「おう和江、お兄ちゃんは何年トライアルやってると思ってんねん。自転車を入れると3歳からだから、かれこれ30年やってんのやで〜」です。 アメリカのスーパークロスの世界では「バーンアウト」つまり「燃え尽き症候群」がごく普通で「20歳で引退」はおかしくない世界。このヤングライダーに「もう引退するの?」と聞きますと皆さん同じ答えで「3歳からだからもう17年やっているからあきた」ですね。 黒山選手というよりも、藤波選手をのぞいて今回の全日本に出場いたしました「小川、黒山、田中、野崎、小野、加賀」の元少年チームのブラック団残党は、トライアルをやめるどころかますます盛んの「燃え尽きないない症候群」にはまり込んで抜け出せません。 これはひとえに「トライアルが面白くてたまらない」で、トライアルを始めた時にしっかりと「勝つ事」よりも「モータースポーツの面白さ」を徹底的に教え込んだからと思います。 ブラック団がまだ全員小さい時分、言う事を聞かない息子に対してのとどめの言葉は「そんなんやったら、今日は練習に連れていってあげない」でして、トライアルがしたいんで親の言う事は何でもきく程トライアルが大好きで、その未来の現在が元ブラック団全員の活躍です。 ・第1戦 九州大会 → Wスコア優勝 まあ、1回僅差で負けましたが、あと全部勝ちました、のご報告ですね。
4)大会の様子 実は監督のお父さん、この最終戦はついていっておらずに長男と次男だけで戦いました。結果「ガミガミうるさいお父さんやから、いない方が気を使わなくていいわ」でした。 日頃の不摂生「62歳にもかかわらず暴飲暴食」で「胃腸が悲鳴をあげドクターストップ」がかかったのです。V10チャンピオン達成したら「飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ大宴会」があるんでしょう。それで「飲まない、少食で我慢出来る自信がならどうぞ」でしたが、性格上「臓器を壊してもいいわ」の「大飲み大食い」 になりそうな予感がしましたんで、今回はお医者さんのアドバイス通りにおうちでジッとしておりましたいきさつ。 -------------------------- 女子テニスのクルム伊達公子さんや、マラソンの野口みずきさん等々が引退後また現役に復活したり、ハンマー投げの室伏広治選手が依然として世界のトップを走っていますが、これって「本人がすごい」のではなくて「若手が育っていない、出てこない」だけ、なのに気がつかないといけません。 トライアル世界選手権を見ても、若手と言われるボウやジェローニにしたって「ぎりぎり黒山選手と同世代」でして、黒山選手が世界選手権を走っていた時に存在がなかったのも今チラホラ出てきておりますが、まだまだトップを脅かすところまではとても無理。日本も同じく「若手が育ちません、いません」ですね。 ●国際A級スーパークラス
荒野を目指す若者は「背伸びしてふてくされ、生意気なくらいでちょうどいい」んだけど、その最先端がツヨポンだったの。でもでも、この頃のツヨポンって、まとまり過ぎて面白くないライディングですね。面白くないライディングだからこそ、この頃は「成績が出てきたんじゃないの」でしょうけど、まだまだそのにわか作りの手堅い面白くない走りでは、黒山選手や小川友幸選手に後塵を浴びせっこないって。 いい歳こいて、今だに「クリーンかぶち転ける5点か」の、どちらかしないトライアルやっている田中善弘選手のライディングは、あのままでいいのです。田中選手はきちんとした正業を持っているサラリーマンだから、トライアルは自分自身も取り巻きも「楽しければそれでいい」のだ。 でもツヨポンは、生粋のプロでないにしても「セミプロ」でしょう。この先、黒山選手や小川選手に後塵を浴びせ、日本のトライアルの牽引者に踊り出る為には、以前の「ふてくされライディング」に磨きをかけた方がいい方向へ行く気がする。 軽いBeta.Evo2Tに乗っているから、体力トレーニングは「筋力アップ」よりも「持久力アップ」のメニューがいいでしょう。黒山選手と二郎君はロード10キロ走(自転車じゃないよ)、この間の記録会で40分を切ったと喜んでいましたが、ツヨポンはロード10キロ走は何分くらいで走れるんだろうね。 冬場は「何とかマラソン」が全国各地でやっていて、メインのフルマラソンの他に10キロの部3キロの部とかあって、黒山選手と二郎君は11月20日の兵庫一庫マラソン10キロの部にエントリーしています。ここの会場は家から近いので10キロのコースを週に2回は試走で走りに行き、どこそこが中間点とかの調べに余念がありません。 セミプロのツヨポンのシーズンオフ、トライアルばかりして「バイクに乗る事だけ」なんていうのはおやめになって、他のスポーツにも手を出してみて下さいね。まあツヨポンにこの頃、自分では気づいていないだろうけど「スター性のオーラー」が、少しだけど出始めているのがよろしい。あとは来シーズンに一皮剥けてガァ〜ン!!っと出てくるかどうかです。 今のライダーで、小川選手.野崎選手以外で黒山選手に土をつけたのはツヨポンだけなのだから。
国際A級スーパークラスで「孤高のライダー」は、新潟出身の宮崎選手です。その昔のツヨポンと同じく、今でも「ふてくされた人をなめた態度」がいいですねぇ。国際A級スーパークラスに上がった年は、まだまだ国際A級のチンピラの雰囲気が抜けなかったけど、3年目の今年は見事に国際A級スーパークラスの迫力と言うか、風格を身に付けてしまいました。 宮崎選手は、現在は富山県在住で完全なサラリーマンです。練習は多分一人で週2回がいいところじゃないかな。これであの「命のやり取りライディング」でしょう。練習はすればする程上手くなるとはいいませんが、時間がないのならないなりに頭を使えで、もう少し考えた練習をつむ必要がありますね。 でも宮崎選手の今の「いさぎよさ」のあるライディングスタイルは相当に魅力です。ですが、宮崎選手の問題は「スター性がない」事です。このスター性は本能の部分で、作って演技して出来るものでもなくて自然と身に付くもの。すでにライディングには風格があるのだから、時間がスター性を作ってくれるでしょう。期待します。
「素質才能とスター性は文句なし」なんだけど、アキラ王子様は「気使いの暁」で、大会中もライバルに気を使っていていつも精神的に自滅。この「気使い」って本能の部分なんで、今後もなおらないと思う。でも実は黒山選手も、大会中はすごい人に気使いをしているのを知っていますか。 愉快な仲間の国際A級砂田選手がお助けなしで危ないステアケースを攻めるとき、自分からステアケースの上に立ってお助けをしているの知ってますか。それも全日本でですよ。でも黒山選手は大会中のこの切り替えがすごくて「それはそれ、これはこれ」と仕分け分別が出来る性格。でも、アキラ王子様はそれが出来ないのが問題。 いいか悪いかは別問題として、お母さんが必ず全日本についてきているライダーがいますよね。四国の坂田選手、長野の藤巻選手、明石の白神選手、黒田庄の藤原選手等々で、このアキラ王子様もお母さんがセットで必ず付いてきます。 お母さんは「運転手係」なんでいっしょに来るのではずせませんが、一度、お母さんはパドックから大会中は出ない事を全日本でやってみたらいかがでしょうか。アキラ王子様が馬鹿な5点になった時、お父さんはふてくされ「このバカタレがぁ顔」をしていますが、お母さんはやさしくアキラ王子様を包み込むような顔で迎えます。これでは「お子ちゃまトライアル」で「くそう、次のセクションでやりかえしたる」にはならないですよね。 やさしすぎるお母さん、これが問題あるのかもしれませんアキラ王子様かも。柴田パパにこの内容を言うと「暁のサポートはお父さん→お父さんのサポートは嫁さん」なんだって。この事は、全日本に出てこなくなった藤巻選手も同じですね。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 同じヤマハチームだから、あんまりほめると「ひいきの引倒し」になるからそこそこにします。今年の国際A級でランキング3位に入って「国際A級スーパークラス昇格権利」を獲得しました。ヤマハチーム監督の木村さんから電話がかかってきて「親分の大月さんが国際A級スーパークラスに上がれと言っているけど、あんたはどう思う」の内容。悩まず迷わず瞬間で「絶対に上がるべき」の返事。 高校や警察で柔道やっていた時、昨日まで一級茶帯だったのが昇段試合で何とか初段になり、次の日に道場で黒帯締めたら、昨日と何にも変わらないはずなのにとたんに柔道が変わった例はたくさんあります。トライアルもそうで、前出の宮崎選手なんか「それでスーパー上がってやっていけるんか?」でしたが、3年でスーパーの風格が出ました。 輝は「2年はスーパーで遊べ、3年目から勝負しに走れ」の言葉を贈ります。輝はその昔の黒山選手と同じくヒョロヒョロの体形で、4stに乗るのなら筋力を付ける体力トレーニングをしないと、3年後のスーパーの6位以内入賞は厳しいですよ。黒山選手がヨーロッパでデビューしたての頃は、誰からも「肉とパスタを大量に食べろ」と言われ続けていました。 この「筋力アップ」の話は、うちのチームがヤマハにお世話になった後、3年前くらいから直接お父さんや本人に言ってはいるんだけど、久しぶりの全日本で体見ても何にも変わらないから、まったく理解が出来てなくてやっていないと思う。多分、人に言われてやるんじゃなくて、自分が「そうなりたい」と思わないと一生無理かもね。
慎也のお兄ちゃんの、萩原真理子が国際B級クラスランキング2位で女子で始めての国際A級に昇格した時の国際B級チャンピオンだった「ゆうき」は、黒山選手がまだBeta契約時代にうちの合宿所に泊まり込んだりして面倒みていたけど、弟の慎也は少しタイミングがはずれて同じ関西なんだけど「遠くから応援しているだけ」の関係。 身長が180センチを越えていますんで、そのライディングフォームは往年の成田匠さんと同じく「猫背乗り」ですね。日本人の背の高いのは皆さん「猫背乗り」で乗りますが、ヨーロッパの連中は180センチなんてはるかに越える選手が多いけど、この「猫背乗り」はただの一人もいません。 お父さんが世界選手権やっていた時代のオランダのライダーに、バーナード.コルドニエちゅうのがいて「お前、トライアルやるよりバスケットの方がいいんじゃないか」と誰からも言われ、どうみてもフロントフォークよりも足の方が長かったですね。 また、ドイツ人でクランストゥファーというのも、自分で控えめに「ツバイ(2)メートル」と言っておりましたが、コルドニエもクランストゥファーも、当時のあの大柄なファンティック250に乗っているのを見ると、まるで私達がヤマハTY-80に乗っているようでした。 でもでも、この背のものすごく高いライダーでも、誰も日本人の背の高いののように「猫背乗り」はいないのです。イギリス人のランプキンもコーリーも190センチ近いし、ランプキンは同じBetaチームだったから彼のバイクに何度も乗ったことがあるけど「ハンドルの幅が広いだけで、高さは黒山選手とたいして変わらず」なの。でも、日本のもてぎ大会に来たランプキンを見ても皆さん知ってのとおり、けして「猫背乗り」ではありませんよね。 この原因は「日本での生活習慣」にあるかもしれません。荒っぽい表現ですが「日本の建物は180センチを越える人用には作っていない」のかもしれませんね。日本人で背の高いのは「猫背」でないと困る事がたくさんあります。ドアの上(かもい)で私163センチは頭を打った経験がありません。でも背の高いのは本能的に、家の中は猫背でないと頭を打つの。 ヨーロッパ、特に背の高いゲルマン民族(北欧)系の家は、ドアの高さがおそろしく高いのばかり。フィンランド人なんて「180で普通か低いほう」だから、トンミ.アーバラやペーター.ヤーンの家にお世話になった時「ドアの上はすぐ天井」にビックリした記憶あり。 トライアルは背の高い方が圧倒的に有利なスポーツです。うちの女子部のお嬢ちゃん達を見ていれば一目瞭然で、156センチの由美子は谷側に足を着こうとしても届きませんが、168センチのメーテルは余裕で届いて転びません。 ステアケースは特にそうで、168センチのステアケースはメーテルにとって背の高さ以下のステアケースですが、156センチの由美子にとって見上げる高さのステアケースになってしまいます。 慎也へのアドバイスはただひとつ「ライディングフォームを正しく乗りなさい」だけですね。今のライディングフォームは、トライアルの基本のバイクを前へ前へ進めるではなくて「その場で踊る」だけですよ。だから、出口のステアケースはクリーンで登っても手前で足を着いているから、結局は2〜3点が多いのです。これをなおせば、あと7~10点は少なくなりますよ。
もうそろそろ「あんた誰ぇ〜」と忘れかけられている、山本昌也さんのいる関西のチームアップダウン所属だったんだけど「アップダウンは全日本は追わない」という方針で、全日本を追うパワークラフトへ今シーズンから移籍して全日本を全戦追えるようになりました。結果、始めての国際A級クラスフルエントリーは「2回だけ15位に入り2点獲得してランキング25位」でしたが、う〜ん、少しだけ期待はずれの数字でした。 「宮本竜馬」って一字違いで「坂本龍馬」と間違えられて今は名前負けしている感もないけど、逆に誰にでもすぐに覚えてもらえる名前だから今後上に上がってきた時に、その名前だけで人が集まるようなものを最初から持っているから特だよね。 小川友幸という名前、本人も言うように「直線ばっかり」の氏名で「幼稚園年中さんで小川が書けた」と申しますし、藤波貴久なんて、これまた本人が言うように「中学になっても書き間違えた」ほどの複雑入り乱れた漢字です。 竜馬も、黒山選手や輝と同じく駆け出しの頃はヒョヒョロガリガリタイプだったけど、今は少し絞った方がいいかなというくらいに体も出来上がりました。あとはテクニックとそのテクニックを発揮する試合運びの練習をするのみ。メインの練習場は奈良県の生駒で、ここは高低差もあって文句なしのロケーション。 竜馬の場合のアドバイスは「もっとたくさん乗れよ」です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お父さんの時代の関西のライバルに小谷重夫つうのがいて、小柄なお父さんよりももっと小柄で「すばしこさ200%」のライダーで、確かHONDA一本.全日本で2勝あげていると思った。現役を引退して京都亀岡で単なる普通のバイク屋さんをしているのだけど、この小谷一貴は重夫さんの長男です。 ながらく自転車トライアルをやっていましたが、高校を出て就職し「自分でトライアルが出来る」ような環境を作ってトライアルに転向したいきさつ。親の七光りをまったく利用していないライダー。トライアルのおかげてバイク屋さんを開店出来る位置まで登りつめたお父さんの重夫さんですが、何故か息子のトライアルにはまったく興味なし。これも不思議なワンダーランドですね。 昨年までは、あくまでも「チーム個人」だったんだけど、きちんとしたトライアルがしたいと京都の老舗「チーム.アズーロ」に入ってめでたく全日本全戦エントリー。1位3回2位2回の最終戦をまたずに国際B級チャンピオンを決めた逸材です。 でも、このままでは国際A級に上がっても、その年に15位以内ポイントゲットはかなり難しいかもしれない。それは、前出の慎也と同じく「その場で踊る」ライディングスタイルだから。これは多分、国際A級スーパークラスの西元君や尾西君と同じく、自転車を長くやりすぎたのが原因かもしれないけど、西元君や尾西君は自転車を極めた自転車の世界チャンピオンでしょう。一貴はお遊びの自転車しかやっていないから、まだ、自転車の悪癖をなおせるチャンスもあるし、練習方法は「自転車とトライアルの違い悪いところを把握しながら、トライアル乗りを身に付ける」ですね。 これは、誰かに診てもらわないと無理で、親分が「飛びのコテツ」だからよく診てもらって指導を受けてちょうだい。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |