<二郎君、お兄ちゃんに負けたのはエンジンのせいにするの巻の 1>

二郎君、11月2日に行われました新潟/佐渡ツートラに、絶好調に仕上げたはずの二郎君号TY-S125Fを持ち込み満を期してスタートしました。

どっこい、お兄ちゃんが「まともに整備して、動くところが正しく動き、回転も正しく上がり、前後ブレーキも普通にきく」新潟県在住所有お方のT.M号に乗ったのが運の尽き。お兄ちゃんオールクリーン、二郎君9点で、昔の言い方でランナーアップの惨敗でした。

二郎君、落ち込まず腕のせいにせず「練習で乗り込んでエンジンがへたっていた」のが勝てなかった原因と自分自身で判定。次の週に行われました広島/水源の森ツートラはそのままのエンジンで出場、終了後、エンジンオーバーホールと少しばかりの改良作戦の実行が始まりました。


*まずはエンジンを下ろします。4stは125と言えども、2stよりも面倒ですね。


*ここまでスケルトンにしないと125でもエンジンはおりません。


*エンジン、バラシ中・・・。


*腰上(シリンダーヘッドとシリンダー)と左右のクラッチとフライホイルの全容です。


実は、今回のエンジン全バラオーバーホールの目的は、本当は以下の3点の改良にあるのです。これは、案外とTY-S125Fのしたほうがいい改良かもしれません。


*ドレンボルトとドレン穴変形の修正。

-クランクケース左側下にあるドレンボルトを、前オーナーがどこかのショップのアルミ製に交換していました。

-写真の通り、二郎君が必要以上にステアケースをガンガン攻めるもんだから、アルミドレンボルトごとドレン穴がつぶれて「ボルト、はずせません、オイル、交換できません」状態になったのです。

-これの、修正がひとつ目の目的。


*通称、クランクケース底にある「へそ」の凸部分の周囲にクラックが入ってきたので、これの修理。

-125のクランクケース底部には、元々のドレン穴をふさいだ(ふさぎ過ぎた)凸部があります。

-アンダーガードを岩なんかに打ち付けると、まず一番にこの部分を打ち付けてクランクケースにも精神的にもよくありません。

-対策として、凸部をサンダーで半分程削って安全対策とするのですが、底部ケースと平まで削りますと穴が開いてしまいます。

-で、写真のくらいの高さを残して削り、様子を見ていました。

-でも、やっぱりこの高さでも低い凸部を最初に打つみたいで、写真では分かりにくいですが凸部周辺にクラックが入ってきました。

-このバイクを作った、現在お父さんの上司のヤマハ木村治男さんのご指導のように「フラットまで削り、穴が開いた部分をアルゴン溶接する」のが、ふたつ目の目的。


*クランクケース上側にある、ブリーザーパイプ穴の大穴化。

-小排気量は、何はともあれ回転が上がらない事には使えません。

-4stはミッション室にかかる圧力を抜いてやらないと、回転が上がらないのです。これ、何故なのかは、次回をお楽しみにです。

-写真のブリーザーパイプ穴は純正スタンダードの穴径ですね。

-これをロードレースバイク並みに、大きな穴径に変更して回転をスムーズにかつ限界まで回そうというのが、みっつ目の目的。

さてさて、この三つの改良大作戦のあんばいはいかがなりましたでしょうか。
次回を、しばし待たれよ。

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イチロより

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